9.天保に建てられた家
▼これは、常楽寺に住むゑ美さんから聞いた、天保に建てられた家のおはなしです。天保と言うのは、江戸時代のことで、ちょんまげを結って刀を持っていた人がいた時代でした。
この家が建てられた頃は、普通の家には窓ガラスはなく、紙と木でできた障子でお日様の光を入れていました。家の中に地面を固めた場所を作って台所にしていました。便所はうんこやおしっこを貯めておくので家の隅や外に作っていました。世の中が便利になっていくのに合わせて、この家も少しずつ変わりましたが、今でも柱や飾り棚は昔のまま残っていて、黒光りするくらい磨いて大切に使っているそうです。
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